モリコーネさんのご冥福をお祈りします

『海の上のピアニスト』 The legend of 1900 は僕の人生の中で最も好きな映画の一つです。ジュゼッペ・トルナトーレ監督の作品では『ニューシネマパラダイス』に続いて僕が観た映画です。いずれもコリコーネさんが作曲しておりますが、モリコーネさんのサウンドトラックでもこの『ニューシネマパラダイス』に続いて僕は『海の上のピアニストを聴くこととなりました。1曲目 1900's Theme 1900のテーマ はエンドクレジットに使われている曲で、ト長調で始まり変イ長調に途中で転調しますが、僕は冒頭からのト長調の部分が好きでよく泣いています(笑)。バックグラウンドのハープがその部分ではとてもきれいに8分音符をアルペッジョで奏でてくれています。弦楽器がド~~ファ~~ソ~~~ミレ~~~♪と奏でる部分がとても美しくていいメロディーでしかもきれいな音で演奏されているので、やはり好きですけれど泣いちゃいます。この 1900's Theme は他の曲でも使われるモチーフとなります。それが7曲目と16曲目の Playing Love 愛を奏でて で出てきます。僕は16曲目のピアノソロが好きです。冒頭からカッコいいですね。映画の中では、主人公の1900が録音をする時のシーンで使われます・・・というよりこの曲を録音しております。ガラス窓の向こう側に見える少女 the girl と1900が同じ時間を過ごしながらもお互いがガラス窓を通して違う世界にいるという切ないシーンで流れます。 この曲はニ長調ですが曲の最後の数小節のド~~シレ~~ドシドレドミ~~レの部分になると1900の the girl に対する愛しさが感じられて ジ~~ンと僕は泣いちゃいました。 このCDには収録されませんでしたが 直後のシーンでthe girl が階段を下りるあたりで ニ長調に移調された1900's Theme のあの箇所が ファ~~ソ~ミレ~~~♪と聴こえるときが一番泣いちゃいます。この場面の曲も収録してほしかったなと思いました。丁度1900が帽子をかぶって少女を見つめているシーンです。14曲目の Nocturne with no moon もドヴュッシー風の曲なので僕は好きです。丁度CDのジャケットの裏側のシーンでは強い雨に打たれながら原盤を両手に持って いる1900のシーンがすごく好きです。