古代から続く、人間の占い好き。それは未来を見通せない不安からくるものと、今の自分を肯定してもらう(否定もまた肯定の一つの形ですね)ためのもの。このため毎年新しい占いが現れます。しかし新しいからと言って新開発というわけではありません。今年注目は、このジオマンシー。以前刊行されたもののパワーアップ版ですが、たいへん歴史のある、非常に地力の強いものだと感じました。大地と天空とが人間の心につながってくるようにも思います。著者の高橋桐矢さんは、占い師と児童文学作家の2つの顔をもたれておられるようですが、どちらも人の心に優しく寄り添わねばならないものですね。背中をそっと押してもらえる、そんな心持ちにもなりました。