新事実は、どれだけ?

初代国鉄総裁の下山定則が、足立区西綾瀬(当時)の線路上で轢死体となって発見された、いわゆる「下山事件」。75年前の謎に迫るノンフィクションだが所詮は、資料集めに過ぎない。関係者が殆ど没している上GHQも絡んでいるかも知れないとなれば、検証は容易でない。過去の著作を集め、推理を働かせた結果であり、仰々しい帯文の割に、さほど評価する内容ではなかろう。あとがき及び巻末の資料が最も大事。