こんな素晴らしい小説があるだろうか。 今、光を失いかけたジェータ王子の章を読んでいて思わずこの言葉が出てきました。 初めて読んだときは物語の面白さ、魅力のある登場人物に惹かれて、あらすじを追って一気に読み終えました。もちろんその間に何度もその内容の奥深さに感動し、涙し、ときに痛快な思いもし、胸が苦しくなるほど引き込まれました。 底辺に流れる仏陀の説く慈悲の深い意味も理解できました。 今回二度目になると著者の言葉や文章の美しさへの丁寧な姿勢のようなものが見えて心が震えます。 仏教をよく知らない私でも人としての悩み、考え方、生き方、人生を生きていく上で現代にも通じる教えを学びました。 「人は正しさの中でしか生きられない」この言葉はどんなときにも共通する根本の教えだと思いました。 この複雑な現代を生きていく上での信条としたいと思います。お勧めです。