大作カルトムービー

1979(昭和54)年公開だが、以後40年超ビデオソフト化はされず篠田正浩監督にして幻の作品となっていた。坂東玉三郎この時29歳、百合と白雪姫の二役を演じる。若き玉三郎を記録しているという意味でも貴重な映像作品だと思うが、権利上の大人の事情とかがあったのだろう。 普通の娘(百合)を演じている時は違和感があったが、歌舞伎のように化粧をして夜叉ヶ池の主白雪姫として出てきたときの映像的インパクトは、やはり只者ではないオーラを漂わせている。その後の(ほとんど)一人芝居は歌舞伎役者の面目躍如、素晴らしい存在感である。 ラストは天に昇ってゆくシュールさ、異形の人物多数、やはりカルトムービーか。