ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督がドラッグ戦争を題材にして、持ち前の重厚な作風を活かした実録風ストーリーを、壮絶なアクション描写と共に映像化した作品。
麻薬カルテルの恐ろしさ、というものを如実に鋭く淡々と描写していくさまは、ヴィルヌーヴ監督の真骨頂。多様化、組織化され一国の軍隊にも対抗しうる存在、シンプルな力(チカラ)=暴力が支配する世界で君臨するカルテルと戦う主人公たちの絶望的な状況がリアルに映し出され、画面に惹きつけられます。
惜しむらくは少し緊張感を持続させようとし過ぎたのか、途中で中弛み(展開が分かりにくい)が無きにしもなんですが、そこはご愛敬。それもまた、この監督らしさと言えばらしさw
ともあれハードな描写のオンパレードなので、観る側にも緊張が強いられるタイプですが、凄い物が観たい向きには最適。
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