ピカイチです

まだ半分弱しか読んでないが、面白くて引き込まれている。 類似タイトルによくある、レシピの羅列ではなく、 レシピはあるが、作者の語らいの中で紹介される感じである。 自分は、この作者の、醗酵どんだけ好きなんだ的な語り口に感化されつつある(笑) しかも、海外の筆者なので、日本で塩分ぎらいに会ったことがなくひとり寂しくソルトフリーの世界に生きる自分が、初めて目にした塩を遣わない漬物レシピまであって、 本を読んでるだけなのに、友達に出会った気分だ。 ひとつ気になったのは、 この作者はアメリカ人なので、 1カップは、240ccなはずであるが、 訳者が、日本式に200ccで換算していることである。 「はじめに」「目次」とともに、「あとがき」やら「奥付」もみてしまうタチなのだが、 案の定、訳者あとがきで、「分量どおりだと醗酵しなかったが、水を足したら醗酵が始まった」とか言っていらした。 これからこれを買う人は、換算しなおしながらご利用になると良さそうである。 そして、読めば「失敗してもいいから作ってみたく」なること請け合いな、 作者の「ゆるいけど熱い」語りかけるような文体が、 自分には心地よい。 訳者さんの力量もあるのだろうが、原文も読んでみたいと思った。 レシピだけを拾いたい人にも、 普通のレシピ本で、「ここはどうなのかな」と考えてしまうような部分に役立つかも。 作者の体験談などで、自然と「加減の仕方」が想像ついてくるように書かれているので、 レシピを見るついでに斜めに読んでおくといいかもしれない。 それでも、この本が好みじゃなかった人も、大丈夫(たぶん)。 ハードカバーで、なかなか良い装丁なので、 人様に差し上げるという選択肢がある。 きっと自分のようにハマル人が回りにいるだろうから、 そんな人を見極めてこの本を譲れば、 あなたの評価もきっと上がる(たぶん)!