好みの構成なので★1つ追加。

いわゆる記憶喪失モノなんですが、かなり変化球バージョンになってます。そのおかけで謎解きのように読めて面白かった。 ミュージアムでキュレーターを務める受けの所へ一人の青年が訪ねてくる。それは二度と逢うはずのなかった過去の恋人、攻めだった。ある疑問をぶつけてくる攻めに対して「知りません。関係ありません」とにべもなく追い返す受け。だが、つらい別れを乗り越えて月日が過ぎ、自分でも忘れたつもりの気持ちが涙となって頬を流れてきて…。 過去と現在が交互に描かれていて「一体、いつ恋人同士だったの?」「なぜ別れた? この先どうなんの?」と興味が途切れず読めました。ネタの割に文体にロマンチックムードが薄くて「お涙ちょうだい」的ではないんですが、過去のシーンで攻めが受けに好意を現すシーンは、つい胸きゅん。そして、そんな攻めを愛さずにはいられなかった受けの気持ちに、うるっときます。 記憶喪失モノや年下攻めがお好きな方には楽しめるかと思います。