大島弓子をもっと知りたければ

この集の作品たちは、大島弓子の作品の中では、むしろ若い方に属するのかな。ファンの方や、もっと大島弓子を知りたいという人にお奨めする。糸がややこしく絡んだ感じと、それをつっかえつっかえ、説明しながら解いていく感じが好きかどうかで好悪が分かれるところ。ぼくは、そういうのが嫌いじゃない。この集におさめられている中では「F(フロイト)式蘭丸」と「10月はふたつある」が気に行っている。心理をサスペンスする、とでもいうようなスタイルがすでにはっきり見えている。