米国を知るうえで参考。

米国を知るうえで参考となる書。歴史修正主義という言葉を嫌ったり過度に共感してもいけない。 米中の覇権をめぐる対立が明確になった現代。日本は、米国のジュニアパートナーの位置づけにある。英豪とともに。一方で、中国経済の影響下にあることも事実。白黒つけるとなると米国を頼ることになろうが、問題はこの米国が一筋縄ではないこと。昨年の大統領選で明らかになったことは、大戦前と変わらず、共産主義の影響が垣間見られ、米ソ冷戦の終焉は、結局は、米国を大戦前、ルーズベルト政権の様相に戻しただけだったと思わせる。 東京裁判史観を押し付けたのは米国だが、今更これを修正する議論をする気は無い。これからを考えていくなかで、日本人は自らをどう守り、どう生き続けていくか、これを考えるヒントが本書には含まれている。 中国が膨張し、油断できないやっかいな米国を頼わざるを得ない日本が、どういう身の振り方をすべきか、敗戦に至る先の大戦への反省もこめ、戦後国際社会を振り返っておく必要がある。