舞台

名女優でありながら、書かれたものが少ない。自著も多くない。その理由が本書で判る気がする。役者は飽くまでも舞台にあって評価されるべき。芸で語ればよい、と。文学座出身ながらテレビで売れ映画にも進出した樹木希林さんとの完全な違いが、ここにある。どちらが、と言うべきではないのだろうが、それにしても二人、亡くなってから本格的に出版ビジネスを展開する業界は、なんともはや。