銀座カンカン娘は今でもカバーされている

「銀座カンカン娘」は 高峰秀子が歌って大ヒットした曲の映画化である。戦前から昭和の時代まで、日本映画界ではヒット曲の映画化というのは定番の企画であった。曲のイメージはあるものの、話の内容は概ねオリジナルである。この曲もそうだと思うが、戦後の貧しい世相を反映させながら、当時の大スター笠置シズ子も灰田勝彦も歌い、踊り楽しい内容である。また、こういう映画ではロケ映像で当時の風景が映っており、今では貴重な記録である。しかし、この映画の映像でその最たるものは、風景ではなく五代目古今亭志ん生の口演映像である、ということになっている。映画の価値はこういうところにもあるようだ。