楽な影御用だったが。。。

さる事件探索の余波で、「居眠り番」と蔑まれる閑職・両御組姓名掛に左遷された凄腕の北町奉行所元筆頭同心の蔵馬源之助。暇を持て余す源之助に数々の依頼「影御用」が舞い込み、解決していく。2010年からスタートした本シリーズの第29弾。 * 不可解な辻斬りが続発。侍ばかりが背中から斬りつけられ、遺体には銭六文だけが残されていた。北町奉行所の元筆頭同心で今は閑職“居眠り番”の蔵間源之助に駿河三島藩四万五千石の藩主後継から、奇妙な影御用が舞い込んだ。側室にと見初めた町娘の素性調査。あまりに単純な御用に思えたが、折りからの辻斬り事件との絡みで、意外な展開が待ちかまえていた。 * 源之助が探偵まがいの素行調査という張り合いのない影御用を引き受けたのをきっかけに、北町同心の息子・源太郎や南町同心の義子・矢作兵庫助に請われて、公金横領や不可解な辻斬り事件の解明にあたる源之助の活躍が見物。 ----- ■両御組姓名掛(りょうおんくみせいめいがかり)とは 奉行所に勤務する同心とその家族の名簿を作成する部署。 家族が死亡、赤子誕生、夫婦になった時にそれらの事項を補完することすることくらいしか仕事がない。 ■本書の基本情報 ・筆者:早見 俊(ハヤミ シュン) ・略歴:1961年、岐阜県岐阜市に生まれる。法政大学経営学部卒業。会社員を経て作家活動に入る。2017年、「居眠り同心 影御用シリーズ」(二見時代小説文庫)と「佃島用心棒日誌シリーズ」(角川文庫)により、第6回歴史時代作家クラブ賞シリーズ賞を受賞 ・発行:二見書房 ・発売:2019年3月 ・ページ数:278p ■これまでに購読した早見俊の著書 ・「居眠り同心影御用」…第28巻まで(本書)