”第4の事業承継”という新しい道

本書は、中小零細企業の事業承継において、親族や社内に後継者が居ないという問題を解消すべく、オーナー社長と後継者がWin-Winの関係で承継していくための方法を、筆者の理論と実体験を交えて提唱している。 その方法は”第4の事業承継”と呼び、株式の引継ぎ方を工夫することで、社外から優秀な後継者を招き入れるというもの。オーナー社長は「会社のDNA」を引き継ぎ、年金のように配当金を得ながら豊かな人生を送る。一方、後継者は、カネ・ヒト・モノを与えられた状態で社長業を継げるメリットがあると述べている。 また、オーナー社長がマッチングから経営の引継ぎ、そして引退に向けてすべき25のことを具体的な方法やヒントを提示しており、オーナー社長のみならず、後継社長を目指す方もこれらの解決策を心得ていれば、事業承継へのスピードアップと発展に繋がりそうだ。 本書を読んで、事業承継とは、単なる会社の売買ではなく、実は人間味があり社会的意義のある世界であることを思い知った。 私はサラリーマンから起業し経営者になることを志しているが、後継社長を目指すのもアリだと思った。