正紀 廃嫡か?
一俵でも禄高が減れば旗本に格下げになるという、ぎりぎり一万石の小大名・下総高岡藩に婿入りした尾張徳川家一門の井上(竹腰)正紀、妻・京、義父(当主)・正国、義母・和、家臣、領民の苦悩と苦闘を描くシリーズ第22弾。
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廃嫡を目論む正棠や浦川たちの奸計に嵌まり、蟄居謹慎を余儀なくされた正紀。高岡藩の藩主交代が間近に迫るなか、正棠らは高岡藩をも切り崩しにかかり、藩内でも正紀廃嫡の気運が高まってくる。さらには将軍家斉までもが正紀の藩主就任に難色を示すに至った。窮地に追い込まれた正紀は、無事藩主の座に就けるのか。
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あの手この手で正紀の廃嫡を目論む者たちとの情報戦が面白い。また先代藩主・正森の支援も大きかったですね。
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■本書の基本情報
・筆者:千野隆司(チノ タカシ)
・略歴:1951年東京生まれ。國學院大學文学部卒。出版社勤務を経て中学校教諭となる。90年「夜の道行」で第12回小説推理新人賞を受賞。「おれは一万石」シリーズと「長谷川平蔵人足寄場」シリーズで第7回歴史時代作家クラブ賞「シリーズ賞」を受賞。
・出版:双葉社
・発売:2022年8月
・ページ数:266p
■これまでに購読した千野隆司の著書
・「出世侍」(全5巻)
・「おれは一万石」…第20巻まで(本書)
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◆AFP情報 … ジャンル:本・雑誌・コミック、料率:3%
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