涙の後に心が晴れる

まず、ねこまきさんの可愛らしく味わいある絵に心が緩みます。ストーリーは泣かせに来ていると分かるベタな感じはしますが、それでも涙が出てしまいました。小説であっても、この世界のどこかに、このような話しや人々は実際にいるだろうと思います。そして後悔や惨めさ、怒り、悲しみなどの感情は人間ならば過去に1度くらいは経験して来たであろう共通するものだと思います。私もこの本を読みながら、過去の記憶が蘇って来ることがありました。それから様々な名言が綴られていて、心に響きました。分厚い小説1冊よりも、自分の座右の銘となるひとつの言葉さえあればそれを支えに生きて行かれるような気持ちになりました。著者の志賀内 泰弘さんとイラストのねこまきさんと監修の寺尾 直樹さんは名古屋という共通のワードがありますが、この御三方だからできた素敵な化学反応が起こった御本だと思います。どうもありがとうございました。