上下一気読みです。特に、終わり近くの、最終章へ向かう「旅立ち」の丁寧な描写には、鳥肌が立ちました。ニコールの「私の家(帰るべき処)はどこだろう」というセリフが、すっと心に染み入りました。長旅から帰路に向かうさなかの感情・・・そう、まさに、その想いです。最終章も、SFとしてのクライマックス的には蛇足といえるかもしれませんし、淡々とつづられていますが、本シリーズの最後の流れをまとめ、素晴らしいカタルシスと余韻をもたらすものでした。五つ星です。