経営理論の進展に役立つ!これはおすすめ!

日夜、経営論の研究をしています。内外の本や論文をかなり読んでいます。アカデミズムの方からみると、企業の戦略の実証的研究は進みます。でも、それは戦略レベルのパターンであって、一体企業の内部構造にどう結びつくかがいまひとつすっきりしませんでした。資源ベース戦略の研究などはここに取り組んでいるのですが、まあ、そんなには構造的ではないです。TOCは、工場ベースなんかの現場の段階では割とわかりやすいのですが、会社経営全体となるとなかなかイメージが出ません。 そうした中、ダイヤモンドの新刊ということで手にとってみました。600ページを超える大冊で読むのは大変でしたが、なんとか読むと、とても整然としていることにまず感心しました。なじまない新語もあるので、ページをめくりながら行ったり来たりするのですが、まさに構造的に企業のビジネスが体系化されています。 何度も読まないと、本当にはわからないとは思うのですが、今の時点でも、はじめに言った、企業の内部の業務や資源などといったものが、戦略にどう結びついて理解し、アクションすればよいかがすっきりしました。 あと、本の中で強調されていることですが、顧客に向くことが目的であり、それを価値ケースという概念で構造的に整理し、すべての要素に貫くべき、といったところは新鮮に感じました。だって、普通、価値ベース戦略というと、株主価値のことでしょう。 価値ケースは顧客価値への基点であり、そこで株主価値とのバランスを取るとのがポイントだということです。これも新鮮な概念でしたね。 まあ、もう少し時間をかけて取り組んでみます。 よい本を買いました。