凛々しいヒロインのクーデレが尊い

「強く正しく逞しい」ヒロインのコーネリアが、ヒーローのウィルの前でだけ見せる可愛らしさとチョロさが尊いです。 人前では凛々しく、ハッキリ、物怖じしない態度で言いたい事を言うコーネリアが、誰にも見せない姿や表情を見せてくれることに対して、男心をくすぐられます。 ウィルはかなりヤベー奴なので、コーネリアのチョロさは誘導されてはいるのですが、彼女の廉潔さに触れ、ウィル自身も楽になり、素直になれるのでしょうね。コーネリアの前でだけ犬系男子になる姿に、少しホロッとしてしまいました。 ストーリー的にはよくある話なのですが、まつりか先生の作品はキャラクターが立っていて、台詞回しが秀逸で面白いのが気に入ってます。「女公爵」や「ロマンス潰し」と言うワードが何度も出て来るのですが、視点や場面が変われば全く別の意味、価値観になっていく所は、見事だなぁと思いました。 これまた、まつりか先生共通ですが、胸糞展開や鬱展開がなく、世界や人が優しいのも気に入ってます。 また、ムーン(web)でモヤモヤしていた所や、登場人物のその後等が、10万字という大幅な加筆により、スッキリ、さっぱり、ストンと落ちたところが大満足なので、「コレは買った者の特権だ!」とばかりに☆を5に致しました。 因みに、電子書籍でもいいのでしょうが、絵は紙で見たい派なので、紙書籍で購入しました。