ヴァージニア・ヘンダーソンの名前は、ICNの看護の定義とともに、ナースであれば知らない人はいない。20世紀のナンチンゲールともいわれた。しかし保健医療が激しく変貌する今日では、さすがに古くなった…と人は考えるかもしれない。果たしてほんとうにそうか。本書はヘンダーソンが残した膨大な著作の中から、珠玉の「看護に優れる」をはじめ、浩瀚なテキスト『看護の原理と実際』の主要部分や雑誌発表論文、講演記録などを選び、『選集』にまとめた。多彩な文章が、ヘンダーソンにとっての「看護とは」を浮き彫りにする。各章のはじめに置かれた「訳者解題」は、看護の臨床、研究、教育、社会的役割にわたるそれぞれの文章が、ヘンダーソンという宇宙に占める布置を示唆し、読者をヘンダーソン再考へといざなう。


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