牧瀬里穂のアイドル映画(ではない)

1990年製作作品、今から約30年前である。現在からこういう昔の作品を見ていると、出ている役者が当たり前だが若いなぁと思う。それがまず頭の反応となる。若き中井貴一と(少しだが)三浦友和の、今見ると豪華な共演。現在も俳優として大活躍している笑福亭鶴瓶が、助平な芸能事務所の幹部と死神(?)の二役で重要な役どころだが、この映画の彼を見てその後に数々の名作、秀作に起用され、演技賞を獲るほどの役者になるとは思えないだろう。レオナルド熊の起用もそう、一般的には変なキャスティングと思われるだろう。 主演の牧瀬里穂は当時バリバリのアイドルで、この映画はその売り出しのために作られたのだろうが、相米慎二監督らしい映画で王道アイドル映画ではない。