寄せ・凌ぎ・攻防の3編にわけて、将棋AIの妙手を集めた将棋本です。終盤における次の一手問題集と言えます。問題のレベルとしては、手元にある高段者向けの終盤本と同じくらいかなと私は感じます。 基本的に、見開き2頁で問題と解答が載っています。その観点からは見やすいです。ただ、解説がコンパクトになります。AIの正解手と、それより劣る手が、符号を中心に紹介されています。なので、自分なりに、どこが凄い手なのか、優れた判断基準なのかを読み取らないといけません。将棋AIの終盤力のエッセンスが、言葉でまとめられているわけではありません。人間の手と比較して、どこがAI流の鬼手かという解説はあまり見られません。問題をさくさく繰り返し解くというより、じっくり棋譜並べをして自分で考えてみるといった読み方が求めらると思います。好みがわかれるかもしれません。