学習はしやすいが合格は…

この本と他書1冊を使い、3週間かけて独学した。 2025年5月27日に受験したところ一発合格した。 最近の試験は実務経験のない人には難しくなってきている。 令和5年10月以降、本試験の問題傾向が変わったためだ。 過去問や類似問題で正解選択肢をひたすら覚えれば合格できるものではなくなった。 最新試験では現場における普通の会話に出てくる、すなわち技術者なら知っていて当前のことを尋ねてくるようだ。 それらがこの本に載っていない。 当該変化は令和7年4月付けの公表試験問題を解いてみると理解できる。 過去問慣れした私はそれに、見たことのない問題、選択肢が出てきたと感じた。 その感覚が、5月27日の本試験で大きく増し加わった。 この本と、ボイラー全体像を掴みやすい本をすみずみまで読んで受験したが、本試験1問目から詰んだ。 「これの答え、本のどこにも載ってなかったな…」と。 私は建物の原状回復工事を請け負う職人。 消防設備士、危険物取扱者の資格も持つ。 これらによる知識をほじくり出し、上記の詰み問を解き倒した。 合格は、この本での学習、職人としての経験、当日のまぐれ当たりによるトリプルパワーがもたらしたと感じている。 この本のメリットは「試験にココが出る!」「これが出た」などの表記が一切ないこと。 「ここさえ覚えれば合格保証!」ではないのにそう見えるそれらがないことで、自らが不足を感じる領域を集中して深く学べる。 この本の文章は、全て箇条書き風に書かれている。 これによりテンポよく学習が進み、知識がスピーディーに鍛えられるのは他の本にないメリットだ。 このような作りであるため、他の本で学習を進め、ボイラー全体像が見えた後に使うと良い。 この本だけで勉強すると知識の入り方が断片的。 何を学んでいるのか掴みきれないまま合格してしまう人もいる。 その場合、現場で「お前ホントに資格持ってんのか?だったら何でこの程度のこともわかってねーんだよ!」と罵倒される有資格者になりかねない。