姉・みゆきはステージミュージシャンをしていて、穏やかな性格で、ただトミオの思い出を語りたいだけだった。むしろ、人生に嵐が起きそうなのは、英治の方だ。イラストレーター志望だったのに営業職に回されてしまった英治には、イラストレーターをやりたいという希望があった。しかしプロとしてやっている榮太郎や、賞を取った千春に対して、自分はまだまだそんなレベルではないと考えていた。そんな時、ひょんなことからイラスト仕事が舞い込む。そして2巻に登場したキクヨことヨーコ・キクチが帰国。なんとなくやりたい事と実質が伴わない三人に対して、キクヨはパブリックイメージを利用して海外進出した、美大出身の成功組だ。それでも同じ事務所を受けて落ちた千春に長い間コンプレックスを抱いていたが、今回はいやに自信たっぷりで日本で独立するという。そこへ会社を辞めようと考えていた英治に誘いがかかり。