女王陛下から犯罪卿逮捕の命が下り、既に正体がわかっているウィリアムとシャーロックの直接対決。とはいえ原作では「Let me pay you one in return when I say that if I were assured of the former eventuality I would, in the interests of the public, cheerfully accept the latter.」(教授を破滅させることができるなら、僕は公共の利益のために、自分が破滅することも喜んで受け入れる。)という勇ましい宣戦布告のシーン(本作では8巻で登場)だが、漫画ではシャーロックは死に向かうウィリアムを止めようとする。
ここからの流れはまさに少年ジャンプのお約束の一つ“友情”のオンパレード。第1話で角度からライヘンバッハの滝かと思われた対決の場所も明らかに。
環と周
よしながさんは大奥もそうだが、長いスパンの物語が似合う。第一話とエピローグが現代編で同じ登場人物。それ以外は第二話明治時代、第三話1970年代、第四話戦後、最終話江戸時代と別々の時期に、別々の環と周が登場する。必ずしも男女どうしの組み合わせではないし、年の離れた男女の組み合わせもあり、両者間の感情は、必ずしも恋愛感情とは限らない。最も痛切なのは最終話の江戸時代における環と周の出会いと別れである。最終話まで来て、なぜいくつもの時代において環と周が出会い続けたかが、わかる仕組みになっている。
きのう何食べた?(22)
うわーい祝ドラマ化。そして映画も放送される!わくわく。
きのう何食べた?(21)
よしながふみ作品って登場人物がちゃんと加齢してますね。シロさんもケンジも第1巻では若く40代!この時親の手術があって50代で親は介護ホームに…というのは同年代の実生活と被る。裁判でも介護ネタ。4巻25話のカップルのその後登場。
応天の門 17
良房が病を機に邸で政を行うと宣言した14巻の後、その間に太皇太后・藤原順子、その信任を得ている右大臣・藤原良相、太皇太后宮大夫を兼ねる大納言・伴善男の三者連合が政権中枢を牛耳っていた。本巻では遂に藤原順子が登場、海千山千の伴善男の息子にしては柔いところのある息子・中庸に目を止める。一方で善男の従者として、応天門の変に重要な役割を演じる生江恒山も登場し、タイトルとなり、第1話にも印象的に登場した応天門を巡る事件の到来をいよいよ感じる。
憂国のモリアーティ 14
女王陛下から犯罪卿逮捕の命が下り、既に正体がわかっているウィリアムとシャーロックの直接対決。とはいえ原作では「Let me pay you one in return when I say that if I were assured of the former eventuality I would, in the interests of the public, cheerfully accept the latter.」(教授を破滅させることができるなら、僕は公共の利益のために、自分が破滅することも喜んで受け入れる。)という勇ましい宣戦布告のシーン(本作では8巻で登場)だが、漫画ではシャーロックは死に向かうウィリアムを止めようとする。 ここからの流れはまさに少年ジャンプのお約束の一つ“友情”のオンパレード。第1話で角度からライヘンバッハの滝かと思われた対決の場所も明らかに。