難点は多いが全体的には良い百合作品

予約購入しました。レビュー時点では2周目をプレイ中ですが、結構楽める作品です。 荒廃した秋葉原を舞台に、とても穏やかで緩やかな女の子たちの暮らしを楽しめます。 絶望感に打ちひしがれるようなことはなく、小さな希望を大事に育んでいくようにストーリーは進んでいきます。 公式も断言した通り男性は一切登場せず、女の子同士で友情以上の好意を抱く百合描写も含まれます。 イラストもかわいらしく、個人的にはシナリオに強い違和感などは無く受け入れられました。 ただ、ゲームとしてのクォリティはあまり良いものではないように思えます。 アイテムを探しにマップ内を何度も走りまわる必要があるため、ADVゲームとしては作業感が強めだと思います。 「BGMが二重に流れてしまうか、もしくは流れないことがある」など、小さなバグもプレイ中に目立ち、キャラクターボイスの録り忘れや入れ間違え等も数ヶ所見られました。 とはいえ、プレイそのものに支障をきたすレベルのバグは一応ない模様です。 あと、発売当初からDLCが販売されています。 追加シナリオや追加イラストだけではなく、DLC購入前提の要素がゲーム中に存在するため、DLC込みで完成版をプレイできると見てよいでしょう。 DLCの価格は500円。発売開始以降パッケージ版の値段は安くなっているので、1周プレイしてみて楽しかったら安上がりした分DLCを購入すればよいかと思います。 以上をまとめますと、「じんるいのみなさまへ」はゲームとして残念な部分がいくつかあるものの、退廃的な風景と対比した、ほんわかした女の子達のやりとりを楽しめるゲームとなっております。