文庫なのに図版が大きめで見やすい

約120点の絵画がオールカラーで掲載されています。 「誘う絵」というタイトルを見て、作者の平松洋氏には既に「名画 絶世の美女 ヌード」「名画 絶世の美女 魔性」(共に新人物往来社)という著書があるので、 内容が重なるのではないかと思いましたが、それは杞憂でした。 中にはかぶっているものもありますが、膨大な作品量の中では微々たるものに過ぎず、初めて目にする作品や、作者名も多く目にしました。 平松氏ほど時代・様式を問わず、多数の作品と思想に通じている人も少ないのではないかと思います。 文庫本の域をはるかに超えた情報量に大いに満足しましたが、 この本に限らずあらゆる美術関連の書籍に希望するのは、画家の名前をカタカナだけでなくアルファベット表記でも記載してほしいということです。 日本ではあまり有名ではない画家の場合、読者がもっと作品を見たいと思ってネット検索する際に、本来の綴りを知っているということが大変重要なので、出版社の皆様には何卒よろしくお願い申し上げます。