可愛いだけじゃない肉球

東洋医学では人間も含めた動物の体内には「経絡」というルートが走行しており、そこを流れている「気」・「血」・「津液」と呼ばれる物質により心と体のバランスを保っていると考えます。「病気」とはそれらの巡りが滞った状態だそうです。 この本の著者は鍼灸を学んだ獣医で、猫は人間のように問診はできないため体調が反映されるという肉球を通して体質を見極め、症状に応じたツボを指圧して日々の健康管理に役立てましょうという内容です。 ツボの押し方や位置などはイラストと写真で詳しく説明されているので、素人でも分かりやすいです。 車酔いにも有効なツボが載っていたので、写真掲載しました。 100ページほどの薄い本ですが、フルカラーで写真付きの専門書なので興味ある方は楽しめると思います。 ※個人的な話ですが、うちの猫は慢性的な病気を患っており、漢方薬局で処方された薬の一部を今でも購入して与えています。もちろん動物病院で西洋医学をベースに治療は継続していますが、ハイリスクハイリターンという側面があり完璧ではありません。そのため、東洋医学で補完していくという考えも取り入れた方が選択肢が広がるし、場合によっては体質改善やリスク回避につながるかもしれないと私は思っています。 まだマイナーではありますが、著者のように針治療を併用する獣医も全国にいるようです。とある動物病院のHPで最初は足を引きずっていた犬が針治療を進めていくうちに小走りまでできるようになった経過の動画を見て、とても驚きました。整形外科などの分野で外科手術が難しい場合は、こういうアプローチも試してみる価値があるかもしれません。 世の中まだ知らないことだらけなので、今後も猫の病気に対して諦めずに最善の方法を探り続けていきたいと思います。