流石にこれはない(涙)

谷口作品でここまでがっかりさせられた作品は恐らくこれが初めてでは。いつものように、大変精緻な絵柄で、ゆっくりと丁寧に物語は進み語られてゆきます。(ここよりネタバレあり)が、最後、あのような手段に出るのも、まあ、ありといえばあり、と、ここまでは譲れるとしても、あのガラスはそんな事で割れる訳ないでしょう……(涙)。こういうトンデモは、作風的に、星野之宣さんならアリだけど、谷口ジローには、個人的にはないんです。ここへ来てガッカリ感が半端じゃなかった。それでも☆みっつなのは、流石の谷口節で惹きつけるものがあり、物語としても、大団円ではあるにしろ、余韻もまた残す内容ではあるからです。そういう意味でもとても勿体ないと思いました。漫画世界の良心に、こういう真似はして欲しくなかった……。