この作品でMCU版のスパイダーマンの物語は一旦完結、かと思われたホランド版スパイダー。なんとコレの後にもまだ続けるらしいと分かって『3部作で綺麗にまとめたんとちゃうんかい』とツッコミたくなったのはご愛敬w しかし内容的にはここまでの流れを仕切り直す区切りとせざるを得ない流れであり、しかも今までの映画での禁じ手を惜しげもなくガンガン投入しまくる、ある意味でチャンプルー(ごちゃ混ぜ)な、ある意味で常識を打ち破る集大成な、贅沢な1品になっていることは間違いない。壮大なテーマ、新旧3代の実写版映画の主演俳優が一堂に会する競演は、本来ならあり得ないシーンであり、ファンにとっての贅沢なご褒美なのかも。 ただ、ここまでほぼ全てのMCUを映画館で観て、すべてのスパイダーマン映画も映画館で観てきたロートルからすると、これ以降はちょっと悲しい展開となってしまった、その契機となる作品として記憶に残るのも確かでw ここから、そして次のMCU「ドクターストレンジ」で本格的に<マルチバース>なるものがスタートしたことで、配信でしか観られない関連作が山のように量産されつつあったものがどんどんと物語の中で絡んできて、配信のドラマ版を観ていない人たちを凄い勢いで置いてけぼりにしていく流れが出来上がっていき、マーベルの新作だからと言って期待値を上げて観に行くことはもう困難となってしまった現状が今。ここ最近の映画でのMCUは、「エンドゲーム」前の頃ほどの盛り上がりがないのが現実。配信版のドラマシリーズは観てないので知りませんw そしてSONYはSONYで、マーベルスタジオとのMCUの中のスパイダーマンという路線を維持しつつ、それとは別の独自路線を展開していく流れを加速させ、アニメ版スパイダーマン、ヴィランを主役にしたスピンオフシリーズの量産(「ヴェノム」等)を本格化。コッチはまだスパイダーマンとの直接の絡みを保留しているので、安心して観ていられるんですが、MCUの方はもう正直しっちゃかめっちゃかでワケ分かりません。初老の脳みそには厳しいんじゃww 複雑にし過ぎたり、マルチ展開という名目でのやり過ぎな搾取目当てのコンテンツ過剰量産にはとうてい付いていけない。 この作品が、ロートルでもちゃんと楽しめるMCU最後の作品?なのかも知れません。 もちろん、作品自体はよく出来ているので そこは満足。