ホンダイズムの真髄

ここまでホンダの技術の粋を記した雑誌があっただろうか。気合いと執念の取材が結実した仕上がりだ。実戦での成績は勿論だが、この頃の進化の日々が後の技術応用へと生かされ、今の本田技研工業がある。壮大にして革新、異端のチャレンジが記されている。しかしながら、技術的な記事に終始してしまい、理数系が苦手な読者には理解の限界を超えた部分もある。終盤、当時の契約ライダーであった片山敬済氏のインタビューが掲載されている。嘘偽りない言葉の数々。よくぞここまで聞き出したなと感心した。