暗く重い時代劇

司馬遼太郎の原作は文庫本で上・中・下三巻と長大であり、そのまま映画化したら大河ドラマ並みの時間を要するであろう。従って、2時間弱の本作ではとても無理、クライマックスとなる北越戦争の1年間に絞って、河井継之助の死までを描く。大河ドラマとは言わないが、NHK(かWOWWOW)で10~12回位で全編映像化してくれないかと思う(大河ドラマ「花神」では一部取り上げているが、河井継之助=高橋英樹)。 小泉監督は娯楽時代劇にするつもりはなく、戦闘シーンはごくわずかで、妻や父母との絆、友人、使用人等との交流に重きを置いている。左記に河井の死までを描くと書いたが、厳密には河井継之助の死は直接描かれておらず、自分の遺体を焼かせるための火を見つめて終わる