検定教科書にしたい検定外教科書

自分は、1966年生まれです。普通科高校教育課程の内容は、前年の1965年生まれの先達より、減っています。大学入試は1984年であり、共通一次(5教科7科目1000点満点時代)でした。引き続き、大学入試制度について、おさらいをしますと、共通一次は1987年から5教科5科目800点満点時代となり、1990年から現在まではセンター試験です。Wikiの記述によると、ほとんどの国公立大学は、受験生の学力低下を懸念して、センター試験について、5(または6)教科7科目、合計950点分の受験を課しているそうです。 つまり、“かつて受験戦争”と言われた過熱競争を緩和するため、“ゆとり教育”が導入さたものの、受験生の学力が低下したために最高学府である大学のレベル維持が困難になり、現在は復古の過程中だと、私は認識しています。 私の持論ですが、天然資源に恵まれず、食料自給率の低い日本は、人材(すなわち、知識・知恵・技術)こそが、立国の基盤だと考えます。具体例では、1960年代の高度成長期は、自動車・家電に代表される第二次産業による“加工貿易”で国として生計を立てていました。製造業の工場が次々に、単純労働的な人件費が安い新興工業国へ移転しているという現状については、新商品の開発機能が日本に残っているのであり、やはり、人材が立国の基盤だと考えます。ジャパニメーションに代表されるようなPOP_cultureの人材も、日本の立国の基盤だと考えます。現在の日本では、介護業界が伸びると言われていますが、まやかしです。なぜなら、家計で考えると、家の外で働いていた父母が祖父母の介護をするようなり、祖父母の年金(貯金)が父母に渡されるのと同じです。その家庭は、収入がなくて消費だけです。米や野菜を自家栽培(食料自給率をアップ)しないと、先が無いのは自明です。 中学生である私の息子の理科の検定教科書を見ましたが、自分の時と比べて内容が減っています。この状態は、日本の立国基盤としての人材の分野として科学技術や工業技術を想定すると、非常に憂慮すべき状態です。 さて、本書は、中学校の理科の学習参考書ですが、1949年生まれの著者の方は、あえて検定外教科書と呼んでいます。これまで述べてきたように、私も「検定教科書にしたい検定外教科書」という著者の意見に賛同します。