第二次世界大戦時、軍に徴用された民間船が辿った悲劇の末路を取り上げた書籍です。華々しい海戦史に目を奪われず、軍以上に大きな犠牲を払った徴用船について知っておくべきでしょうし、その一助となる書籍です。
如何に日本の海上輸送が御粗末であったかの対比として、海外における(数少ない)徴用船の悲劇についても取り上げています。
最後に日本の御粗末な兵員輸送の実態について理由を分析していますが、そもそも日本が長期戦を考慮していなかったということを挙げても良いのではないかと感じました。
他に気になった点を挙げると、
・12.7センチ高角砲と書いている箇所は12センチ高角砲の誤記
・1943年11月に沈んだイギリス客船について、インパールへの増援の輸送中としているが時期的に疑問
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