狂気に陥ってゆくヒロイン

美的B級ホラー映画の巨匠、マリオ・バーヴァ監督の遺作。高齢の故か息子のランベルト・バーヴァ監督が演出を手伝っているという。共同監督と言って良いのかも。 内容は定番の復讐ホラーと言うところか。ヒロインのダリア・ニコロディの前夫の霊が子供に乗り移って、自分を殺したダリアに復讐してゆく。ヒロインは徐々に狂気に陥って、現実か妄想か分からない。しかし、結果的に子供ひとりになってしまうのだが、それで良いのか? 特典映像では、ランベルト・バーヴァ、ダルダーノ・サケッティ(共同脚本)、アレクサンドラ・ヘラー=ニコラス(作家・評論家)、ステファン・スワロー(作家・音楽家)、アルベルト・ファリーナ(批評家)が夫々この作品を解説する。また、ティム・ルーカスの音声解説もあり、この映画の内容分析、作品論がたっぷりあるのが嬉しい。