とても参考になります
100歳の父と義理の娘。
骨折による入院をきっかけに、徐々に険悪になるふたりの関係。
しかし延命治療の中止と、自宅での看取りを決めたときから、再びふたりに「なかよし時間」が訪れる。
本書は高齢者のために必要な医療とは、そして自宅で看取ることの幸せについて語る体験談です。
いよいよ退院の日がきた。
私たちは父の病室を訪れた。
「お父さん、今日、退院しますよ」
父はその頃はもう生気がなくやつれた感じであったが、
今日はどうであろうかと父の顔を覗き込むと、
その目は、今までになく輝いていた。
(中略)
家に帰って落ち着いたところで、私は、聞いた。
「お父さん、家に帰ってきましたよ。どうですか」
父はひと言答えた。
「幸せだ」
(本書より)


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