・柿沼氏著の『古代中国の24時間』の続編。相変わらず平易な文章で、ストレスなく読めた。 ・前漢の任侠にスポットが当てられているいるため、国家を揺るがす大疑獄事件というより、より庶民に身近なニセガネづくり、墓泥棒などの事件と、末端の警察や裁判所の記述が多い(とはいえ、本書の主人公郭解は前漢の武帝直々の命で処刑されているが)。また、なぜ皇帝が任侠を恐れたのかも分かる。創作で、ヤクザ的組織・人物を出すなら、一読の価値あり。 ・史料出典や注記がが細かくあるのは良いが、巻末の注と本文を何度も往復しないとならぬのが煩わしい。もう少し工夫があれば、ありがたかった。