5巻も読んで損した感じ

直参旗本で150俵取りの当主で評定所留役・結城新之助(25歳)、新之助を支える楽隠居の父・峰太郎(57歳)、妹・春香(22歳)、弟・小次郎(20)、下男・松三(70歳近く)と妻・おつる、結城家の人々の結束と親子愛を描いた時代小説、その第5巻。 * 将軍家斉から白河十一万石の松平定信に、奇妙な下命がなされた。抜け荷で巨大な財をなす「不知火の百蔵」を捕らえ、その財を没収し、品川沖の御台場建設の財源となせというのだ。定信によって白河の郷士から旗本に出世した結城家が、その任を受けた。半年前に京の都から剣客姉弟を迎えた結城家の一党は、不知火一味を求めて一路北へ。 * のっけから新之助に京から妻を迎え、その弟が結城家に居候という状況、その説明もほんの少し。結城家一家総出で蝦夷地まで行って海賊退治。そして峰太郎は白川藩に戻ってシャンシャンでシリーズ完。あまりにも拙速で荒くて浅い筋書きに呆れました。5巻も読んで損した感じです。 ----- ■本書の基本情報 ・筆者:牧 秀彦(マキ ヒデヒコ) ・略歴:1969年東京都生まれ。早稲田大学政治経済学部経済学科卒業。東芝経理部に6年間勤務後、剣と創作の道を突き詰める時代作家業に挑み現在に至る。 ・出版:二見書房 ・発売:2020年3月 ・ページ数:336p ■これまでに購読した牧秀彦の著書 ・「算盤侍影御用」(全10巻) ・「甘味屋十兵衛子守り剣」(全5巻) ・「上様出陣!」(全3巻) ・「八丁堀 裏十手」(全8巻) ・「塩谷隼人 江戸常勤記」(全4巻) ・「塩谷隼人 江戸活人剣」(全2巻) ・「中條流不動剣」(全6巻) ・「江戸家老 塩谷隼人(全3巻) ・「評定所留役秘録」…第4巻まで(本書) ----- ◆AFP情報 … ジャンル:本・雑誌・コミック、料率:3%