絢乃とベッキー好きならお勧めです
前巻で諸般の事情によりちびっ子ボディになってしまい、本来の身体は修理に時間が掛かっているそうで今回も小さなままのセーラですが、何しろ自分の弱さが分かっていても他人の危機は放っておけない茸味ですから早く元の身体に戻りたくて苛立つわけです。けどまあそれを除けば2人の関係はいつも通りと言えばいつも通りです。
けどタイトルにもある通り、今回むしろメインを張るのはセーラたちよりもラヴィニア、そして絢乃とベッキーです。
生徒会役員の友人の恋愛絡みで超鋼機武闘会の試合をすることになるラヴィニアも心情描写が豊かですが、絢乃とベッキーはもっと目立ってます。
ベッキーは超鋼機武闘会で勝ち数を稼ぐため、あちこちの高校へ出向いて試合を取ってくるのですが、そのやり方が有り体に書けば黒いこと。絢乃を思い切り悪役にしておきながら、本人は悪びれるところがありません。まあその辺は絢乃も長い付き合いですから半ば諦めているようですが。ですがベッキーが試合を申し込んだ先の高校で相手校の代表が『貧乏』の意味をはき違えた発言をしたことから正真正銘の貧乏である絢乃のスイッチが入ってしまい、ベッキーとのコンビを一時解消し、学校の昔の代表だった超鋼機を引っ張り出すのですが……これがぶっちゃけ「壊れたハサミ付き手押し耕耘機」と来てます。戦力的に頼りならない上に、専門知識もろくに無ければ予算もない、ないない尽くしの状態で、それでも意地と友人、そして茸味たちの協力で何とか修理して試合に臨み──それから先の展開は実際に本を読んで頂くとしまして、絢乃の友人2人は絢乃も呆れるほどのボーイズラブ好きながら絢乃のことをよく分かっていて良い友達だと思いますし、動機はともあれ一つの目標に皆が集まって向かっていくというのは素敵に思えました。
どうやら次巻ではセーラも元の身体に戻れそうですし、そろそろ2人には超鋼機武闘会に本腰を入れてもらいませんとね。
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