昭和三十五年から雑誌に連載された、旧日本軍憲兵などが登場する物語。戦争中は憲兵として高い地位にあった人物が戦後に貧困状態となる一方、戦争中に軍の高額な物資をくすねていた元・軍の下級職員が戦後にその物資を売りさばいて富裕層となった・・・などという冗談のような(?!)話が、きっと実際にもあったのでしょうね。第二次世界大戦では多くの日本人が命を失ったわけですが、無事に生き残った人々の中にも、戦争により人生を破壊されたケースが少なからずあったはずと考えます。読みごたえがありました。