真犯人の意外性

生活保護制度と東日本大震災を背景にした殺人ミステリーというのは、非常に珍しいのではないか。現在増えている生活保護受給者の問題を扱えば、そして、その背景に震災を絡ませれば普通社会派問題作的な映画になるではないか。もちろんそういった面も描いているが、真犯人は恩人の死から十年近く経って、幾ら何でもこういう殺人(餓死)を犯すかなぁというのが率直な感想。20歳そこそこで現在は弱者に寄り添う仕事をしている訳だから、(犯人にするなら)まだ佐藤健の方が説得力がある。逆に言えば、だから意外だろという訳か。