この世界の片隅に 中

昭和19年7月から昭和20年4月までのお話。太平洋戦争も半ばまで、広島は比較的平和な日々を過ごせていたようだ。闇市に行っすずは、帰路に迷って遊郭街に。そこでリンに出会ったことで夫の隠し事に思い悩む。海軍に志願した幼馴染への恋心と併せて、揺れ動くすずの気持ちが良く分かる。中巻は、終戦に向かって広島が迎える悲劇を下巻が描くであろう想像のうえで、悲しく平和な日常を読者に訴えかけてくる。