伊藤雄之助と越路吹雪

昭和28年作品、戦後8年で当時の風俗、事件等が背景に描かれ、公開時に見たら面白さは全然違ったかもしれない。この映画は、同名の原作漫画(とミス・ガンコ)があり、原作者横山泰三も特別出演している。伊藤雄之助がタイトルロールを演じ、もうひとりの主役ミス・ガンコは若き越路吹雪だ。自分はもう晩年の歌手としての越路吹雪しか知らないので、こんなに生き生きと動き回る越路吹雪は初めてで、新鮮な思いだ。「結婚行進曲」、「足にさわった女」に続くものだが、市川崑と越路吹雪のこの頃のコラボは面白い。