最近、過去の名作映画が楽天ブックスの26%OFFと、音楽CD並の価格で再版されてるので買ってます。 ビートたけし監督・主演の「BROTHER」、好きなのでダビングしたテープはあるけどDVDで買い直しました。 日本語・英語字幕が付いて、映像特典込みで144分(本編は100分強)。第57回ベネチア国際映画祭特別招待作品。 字幕は切・日本語1・英語・日本語2で、日本語2字幕では日本語音声も字幕になってます。少し滑舌の悪い登場人物もいるので日本語字幕は助かりますし、御神酒の杯を交わすシーン等、英語字幕を表示させると少し興味深いです。 映像特典は「メイキング」「特報」「劇場予告編」と「TVスポット」3バージョンです。 チャプターは9つとエンドクレジットに分かれてます。 組長の死により自分の組・花岡組が解散し、日本での居場所がなくなったヤクザの幹部山本が「死に場所」を求めてロスへと旅立つ。 ロスに着いて、まだ英語も分からなかった山本が乗ったタクシーの運転手に初めて浴びせられたのは"Are you Japanese?"との冷たい言葉_ 孤児だった弟を訪ねると彼は麻薬の密売人に成り下がっていた。 山本を追いかけてロスへやってきた加藤とアメリカでの自分の組織を大きくするためにイタリアンマフィアとの抗争を続ける中、一度「死んでいる」彼の姿は儚くも切ない。 哀しげな久石護の音楽が悲壮感に拍車をかけてます。 ロスで仲間となったデニー達に"Aniki"と呼ばれ「死」を前にした束の間の楽しい時_ その絆は痛くもある。 そして加藤の命と引き替えに日本人街のボス・白瀬を兄弟にしてしまってから崩壊が始まる。 ヤクザ物として捉えるなら「極道の妻たち」シリーズよりずっと面白いし、しかも単なるヤクザ物に留まらず、ギャング映画の殻を破った深い悲しみの綴られた映画です。 そして暴力団を題材にした故の過激な描写も見所です。 いよいよマフィアに追いつめられ、死を覚悟した山本が「最期のコーヒー」を飲んだモーテルの日系マスターに日本語で言われた 「あなた、日本人ですか?」 が冒頭の"Are you Japanese?"ととても対照的。