・庭園鑑賞ポイントのガイドブックというより、日中韓の庭園の思想に関する本。 ・「写真」「詩」をキーワードとしているわりに、カラー写真が1枚もなく(白黒だからこそ味のある写真もあったが)、漢詩の翻訳も現代訳のみなのは、残念。カラー写真主体で、雰囲気が出る漢詩の訓読があれば、著者の思いも感じられたのでは? (特に23項の写真が白黒のため、本文の思いがよく分からなかった)。 ・中韓の庭園は、士大夫、すなわち「俗人」の庭園。現代庭園の写真もあったが、日本庭園は「寺院庭園」を取り上げていた。日本にも、大名の回遊庭園がある。しかし、それに触れず、京都・龍安寺の枯山水庭園を取り上げていた。著者には、寺院の座視式庭園こそが、「日本的」と感じられたのか?