評価が良かったのでついつい買ってしまったが、はずれだった。饒舌で難しいことを駆使しているように一見みえるが、第3章の前半などが良い例で間違った幼稚な情報の上にいろいろ組み立てた空虚な言論が目につく。こんなことは日本のマスコミの言論で聞き飽きたことである。 究極のところ、例えば、ある国にとって領土を増やすことがその国の国益になるかどうかよく考えてみたらいい。石油なり金がわんさかさかわく土地であればいいであろう。そうでなければ、そこの住民を食べさせていかなければいけなくなったり逆に大変なことが多い。そんなこと野心というかんたんな言葉でかたづけられるものなのか。そういうところは甘い分析では話にはならない。