専門の研究者以外も楽しめる

孔子が生きた時代背景を説明した上で、論語がどのように編纂されたか筆者の述べられている。 特に晩年の孔子について論考するために顔回について詳い。 晩年の孔子は聖人君子ではなく、年相応に衰えが見られたであろうという論に賛同できる。 解説が丁寧なので一般の方でも読み進めることができる。 筆者は20年以上にわたり孔子とその事態について研究を重ねられているが、日本のみならず米国でも多くの研究者が孔子について研究されていることに驚かされた。 一方、私自身は孔子について中国の有名な儒学者でいくつかの故事成語や経営戦略として現代でも論語が読まれている程度の知識しかないことに気が付かされた。