母親だけでなく、父親にも読んでもらいたい

【男の子のいる母親向けの子育て本】と思って読み始めましたが、母親だけでなく、父親にも読んでもらいたい一冊でした。なぜならば、母親が何を悩み、苦しんでいるのかを父親として想像することは、自分が男性として育ってきたので難しいという側面があったからです。この本は、その部分に大きく踏み込んでいるため、この本は、父親として子どもやパートナーとの関りについて再度考えるよい機会になりました。 また、この本の特徴として一般的な「早期教育重視」の内容ではなく、親子ともに『一人の人間』として、お互いの人生そのものを尊重しあえるのか?子どもの個性に合わせていくため、意図的に押し付けたり、急ぐ必要はない。これが全体的なテーマになっているようです。 本の項目としては著者が、今まで相談を受けてきた各ご家庭ごとに合わせた数々の経験やアドバイスをもとに、丁寧に項目ごとに幅広く多くの事例がまとめられています。そのため「この一冊で男の子対策はおおよそイケる」こんな感じです。 さらに良かった点として、あえて受験などのテクニックの記載はないので敷居が高くならず『幅広く男の子のいるどのご家庭』でも読みやすい内容になっていると思います。男の子のいる親御さん(男女とも)には、一度は読んでもらいたいです。 ただ、一つだけ惜しいと感じたことは、コロンビア大学の博士の情報が出ているので、客観的な視点からも説得力があったのですが、実際の研究などの統計データが一切出ていなかった部分です。もしこの記載があったとしたら、より説得力が増したのではないかと感じました。ここは次回以降に期待したいです。この部分を除けば、私の中では高評価でした。新しく購入される方にとって【子育てのベースの一冊】になるといいですね。