不完全な「人間らしさ」が描かれている物語

(1) この著者の作品では「何かが欠けている人間」が描かれることが多いです。 ・「雨夜の月」→聴覚障害(友人への依存)。 ・「兄の嫁と暮らしています。」→夫の早逝(義妹への依存)。 ・「あくまのまま」→母親の早逝。 (2) どれほど優秀な人間でも、完璧たることは有りえない。不完全な人間同士の中で生きることが、社会で生活することだと、年齢を重ねると分かってくるものだろう。 (3) 正義のヒーローが活躍する王道の作品よりも、著者の作品ではリアルな人間が描かれており、個人的に楽しみにしています。