ドロンとドヌーブの本格的共演作
戦後のフランスを代表する男女2大俳優と言えば、その世界的知名度から言ってもアラン・ドロンとカトリーヌ・ドヌーブに止めを刺すと言っても良いだろう。しかし、それだけに共演作は意外と少ない。自分が見ているのは、ジャン=ピエール・メルビル監督の遺作「リスボン特急」だけだ。この作品が1972年だからそれから10年後1982年にこの映画は製作されている。こんな本格的共演作があるとは知らなかった。全盛期に比べれば日本での人気も下降気味で、日本未公開だったのだろうか?ドロンこの時47歳、ドヌーブは39歳と両者とも良い中年である。しかし、ドロンは渋さを増してまだ格好良いし、ドヌーブも熟女の色香がむせるように匂い、フランス映画だったら自然と恋に落ちる展開だよなと思う。
大抵こういった暗殺者もの、組織裏切り映画は、結局最後に主人公が死んでしまってエンドマークとなるのだが、この映画では、ドロンとドヌーブは臆面もなく手に手を取ってヘリコプターで去ってゆくハッピーエンド(?)である。自分もドロンは最後に絶対死ぬのだろうと思っていただけに、意表をついていると言えば言える。意表をついていると言えば、敵の情婦(?)に物凄く太った女がいるのだが、この女とドロンの格闘シーンが面白かった。ドロンは女と雖も情け容赦なくぶっ飛ばします。更に終盤この女が再び現れて、今度は拳銃を構えるが、当然ドロンに返り討ちに会い今度は死にます。脇役のひとりに過ぎないのだが、その圧倒的な肉体により目立っていました。
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